ホームページ制作の6つの注意点を解説!失敗しないためのポイント
デジタルマーケティング2021/6/17
目次
Web集客に欠かせないのが「ホームページ」です。現代において、ホームページは会社の顔をもっともよく表しています。そのため、ホームページを持っていない企業は積極的に導入するべきです。
しかし、ホームページ制作で失敗しないためには、前もって知っておくべき注意点がいくつかあります。そこで今回は、ホームページ制作における7つの注意点や、制作方法について解説します。
ホームページを制作する3つの方法
ホームページを制作する方法方法は主に3つです。
- ホームページ制作会社へ依頼する
- フリーランスに発注する
- 自分で作成する
ホームページ制作会社へ依頼する
まずは、ホームページ制作会社へ依頼する方法です。経験の豊富な制作会社の場合、スムーズに高品質なホームページを制作してもらえます。ホームページ制作において、制作会社に発注するのがもっとも安心できる方法です。
ただし、企業に発注することになるのでもっとも費用が高くなる制作方法です。のちに説明するフリーランスのほうが安く発注できます。
ちなみに、ホームページについてまったく知見のない企業であれば、地元の制作会社にお願いするのがおすすめです。遠くの会社に依頼すると緊急時には遠隔対応になりますが、近くの制作会社の場合、自社まで駆けつけてくれることもあります。
また、自社の業界の制作実績が豊富な制作会社を選ぶことも重要です。ただ闇雲にホームページ制作会社を選んではいけません。「同じ業界の制作実績が豊富か?」「自社サービスに詳しいか?」のなどの観点から、慎重に制作会社を見極めましょう。
フリーランスに発注する
2つめの制作方法はフリーランスへの発注です。ホームページ制作会社と違い、個人に発注することになります。
フリーランスへ発注するメリットは、ホームページ制作会社よりも費用を抑えられる点です。また制作会社への発注に比べて、細かな要望を受けてくれることもあります。
一方で、制作会社ほど品質の高いホームページを作成できないこともあります。良いフリーランスを見極めて発注するのは、意外にも難しいのです。
フリーランスに発注する方法として、クラウドソーシングがあります。クラウドソーシングとは、法人や個人間をつなぐ仕事の仲介サイトです。主なクラウドソーシングに、ランサーズやクラウドワークスがあります。
自分で作成する
ホームページをつくるには、HTMLやCSSなどの専門知識が必要です。しかし実は、ホームページは誰でも簡単につくれるのです。
たとえば、CMS(コンテンツ管理システム)の1つであるWordPress(ワードプレス)ならば、誰でもホームページの立ち上げやブログ運営ができます。
ほかにもJimdo(ジンドゥ)やペライチなど、無料でホームページを制作できるツールもあります。とりあえずホームページをつくりたいのであれば、意外と簡単にホームページを制作できるのです。
ホームページ制作における6つの注意点
ホームページ制作の際にいくつか注意点があるので、次から解説します。
1.目的をはっきりさせる
まずは、ホームページ制作の目的を明確にすることが重要です。
一口にホームページといっても、企業によってさまざまな運営目的があります。次によくあるホームページ運営の目的を紹介します。
- お問い合わせを増やしたい
- 商品・サービスの購入につなげたい
- 商品・サービスを紹介してアフィリエイト収入を得たい
- ページ閲覧数を増やして広告収入を得たい
ホームページ運営の目的によって、サイト設計やデザインなどはまったく異なります。逆に、制作の目的があいまいだと、お問い合わせや広告収入などへの導線がうまく機能しません。そのためホームページ制作の前に、必ず運営目的をはっきりとさせておきましょう。
2.サーバーはある程度強いものを使う
ホームページ制作と合わせて確認しておきたいのが「サーバー」です。今後サイト閲覧数が増えることを見越して、サーバーはある程度強いものを選んでおきましょう。
サーバーとは、インターネットを介してサイト閲覧やメール送信ができるように、サーバー会社が管理するソフトウェアのことです。
サーバーにはさまざまな種類がありますが、初めてのホームページ制作でよく使われるのが「共用サーバー」です。共用サーバーでは、1つのサーバーを複数人で共有して使用します。
おすすめの共用サーバーは、次のとおりです。
<おすすめの共用サーバー>
共用サーバー | 特徴 |
エックスサーバー | 国内シェアNo.1のサーバー。高速の通信スピードを実現している。 |
ロリポップ! | GMOグループ会社が提供するサーバー。WordPressとの連携に優れており、すぐにサイトを開設できる |
さくらのレンタルサーバ | 1996年創業の老舗サーバー会社。豊富なプランが特徴。データ転送量の多さに優れている。 |
ここで気をつけてほしいのが、料金の安い共有サーバーを使う場合です。業者によっては安さを売りにする反面、1つの共有サーバーになるべく多くのユーザーが接続できるように集めます。そのため、急激なアクセスが増えるとサーバーに負荷がかかり、サイトを閲覧できなくなるのです。
回線の強い共用サーバーと契約するためにも、「1Gbps以上の通信回線」のあるサーバーを選びましょう。また、共用サーバーよりも高くなりますが、1台のサーバーを独占できる「専用サーバー」を導入するのもよいでしょう。
3.CMSは使いやすいものを選ぶ
ホームページを制作するには、HTMLやCSSを使って一から作成するほかに、既存コンテンツであるCMS(コンテンツ管理システム)を利用する方法があります。このCMSについて、なるべく使いやすいものを選びましょう。
もっともおすすめのCMSはWordPressです。全サイトのうちWordPressのシェアは40%程度で、CMSだけで見れば約60%も占めます。
出典
ブログから大規模サイトまで作れる CMS (WordPress)
また、WordPressは多くのユーザーが利用するので、使い方やエラー解消法などを解説しているサイトも多くあります。そのため、WordPressで何か困ったことがあるときも、インターネット検索で解決しやすいメリットがあるのです。
4.モバイル対応のWebサイトをつくる
現在のホームページでは、パソコンだけでなく「スマホからどうみられるか」を考慮することが必要です。スマホに対応したホームページのデザインにすることを「モバイルユーザビリティ」といいます。
実際にGoogleの公式ブログを見ると、スマホ対応に力を入れていることがわかります。
And at these times, consumers are increasingly picking up their smartphones for answers. In fact, more Google searches take place on mobile devices than on computers in 10 countries including the US and Japan.
現代において、消費者は答えを得るためにますますスマートフォンを使っています。実際に、アメリカと日本を含む10ヶ国において、スマホよりもパソコンでGoogle検索する人が増えているのです。(2015年5月15日)
引用
Inside AdWords: Building for the next moment
そこでモバイルユーザビリティ対策においては、スマホに対応したWebサイトのデザイン「レスポンシブウェブデザイン」を導入するのがおすすめです。
5.ホームページに必要事項を漏れなく記載する
ホームページには必要な情報を漏れなく記載しましょう。なぜなら、会社が信頼できるか確認するために、ホームページを閲覧するユーザーが増えているからです。
企業のホームページには、次のような情報を盛り込みましょう。
<企業のホームページに必要な情報一覧>
- 会社名
- 代表者名
- 本店所在地
- 連絡先(メール、電話番号)
- 事業内容
- 会社設立日
- 従業員数
- 資本金 など
▲会社概要の例(弊社)
上記の情報は、いわば「会社概要」のページに記載する情報です。特別な事情がない限り、会社概要はなるべく細かく記載してください。これだけでも、外部からの信頼を十分に高める効果があります。
6.外部の被リンクを購入しない
昔のホームページ制作で流行っていた「外部の被リンクを購入する」ですが、現在は必ず避けるべき方法です。なぜなら低品質の被リンクを購入すると、Googleからペナルティを受けて検索結果に表示されない恐れがあるからです。
被リンク(外部リンク)とは、外部サイトに設置されたリンクを指します。いわば被リンクは「検索ランキング評価」でもあり、検索順位を上げるために重要な役割を担っています。
検索順位に影響を与えるため、かつて業者から被リンクを大量に購入する手法が流行っていました。しかし現在では、Googleが次のように被リンクの購入を禁止しています。
PageRank や Google 検索結果でのサイトのランキングを操作することを目的としたリンクは、リンク プログラムの一部と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反となる場合があります。
<引用:Google Developers>
また、自社で被リンクを購入していなくても、悪質なホームページ運営会社が被リンクを購入していることもあるので注意しましょう。
事前にしっかり準備してからホームページを制作しよう
ホームページの制作方法と、制作における6つの注意点を解説しました。本記事で解説した6つの注意点は、ホームページ制作において必須の内容です。
ホームページ制作において制作会社やフリーランスに発注する企業は多いですが、後悔しないためにもしっかり基礎知識を身につけておきましょう。
弊社LUCYでは、リフォーム・住宅・建築業界を中心として WEBサイト制作をしています。ホームページ制作で少しでもお困りのことがあればお気軽にご相談ください。