【リフォーム業界向け】動画制作するメリットは?ポイントや導入事例も解説
デジタルマーケティング2021/7/25
目次
この記事はこんな疑問を抱えている方におすすめ
- 自社ホームページに動画を入れたいけど、いまいちメリットを分かっていない
- 動画を通じてWebからの集客を伸ばしたい
近年では、Web集客を目的として動画制作に取り組み企業も増えています。リフォーム・住宅業界も例外ではなく、YouTubeを活用してお客様の役に立つ動画を配信し、集客アップを目指す企業も増加しているのです。
そこで今回は、リフォーム会社が動画を制作するメリットやポイント、実際に映像を取り入れている企業などを解説します。これから動画制作を検討している塗装会社は、ぜひ参考にしてください。
リフォーム業界でも動画制作が増えている
近年では、リフォーム業界でも動画制作を通じてWeb集客に力を入れている企業が増えています。
たとえば、次の動画は三重県の株式会社リペイント匠さんが発信しているコンテンツです。実際に塗装会社が、住宅の外壁塗装の適正価格について解説した動画です。
お客様にとって不透明な「外壁塗装の適正価格」を現場目線で解説することで、視聴者に有益な情報を提供しています。このような動画はお客様に誠実な印象を与えて信頼を得やすく、結果としてお問い合わせにつながるのです。
このようにリフォーム業界においても、動画を使って効果的にWeb集客につなげる企業も増えてきています。
動画を制作する3つのメリット
塗装会社が動画を制作するメリットについて3つ解説します。
①見るだけで読者に情報が伝わる
動画で情報を伝える大きなメリットは、なんといっても視聴するだけで読者へ簡単に情報を伝えられる点です。
昨今文字離れが進んでおり、Webサイトの記事を1から10まで読む方は少なくなりました。そのため、コンテンツの情報が多くある場合、文字だけですべてを伝えるのは難しくなっています。
一方で動画ならば、HPなどに挿し込むだけで、短時間の動画でも多くの情報を伝えられます。情報が多くても”視聴する”だけで理解してもらえるのは、動画ならではの魅力です。
②動画検索からサイトへの流入がある
GoogleやYahoo!の検索結果には、Webサイトだけでなく「動画」も表示される機能があります。たとえば、Googleで「DIY やり方」と検索すると、次のページが表示されます。
続いて「動画」の欄に移ると、次の画面のように動画が一覧で表示されます。
「どうやってDIYをやるのか映像で知りたい」という場合、ユーザーは「動画」の項目で検索します。動画の項目には、YouTubeや企業のサイトに掲載した動画などが、一覧で表示されます。
このようにWebサイトだけでなく、検索結果から動画を探しているユーザーも誘導できるのです。
③SNSを活用して拡散しやすい
動画は、TwitterやインスタグラムなどのSNSで拡散しやすい特徴があります。
情報が多く行き交うSNSでも、動画は短時間でコンテンツを見られる特徴から、拡散されやすい傾向にあります。特におもしろいコンテンツは「バズ」を生み、一気に多くの人へ拡散されることもあるのです。拡散されれば自社が一気に露出します。
ただし「バズ」は、狙って出せるものではありません。まずは、ユーザーファーストで動画を作成し、TwitterやインスタグラムなどのSNSを活用しながら効果的に発信していきましょう。
動画を制作する方法
動画を制作する方法は、おもに「自社で制作する」もしくは「外注する」の2択です。それぞれの特徴や、メリット・デメリットを解説します。
自社で制作する
動画を制作する1つめの方法は、動画撮影から編集まで社内で内製することです。社内で作成するには、社員に動画撮影や動画編集まで任せることになります。専門的な知識が必要になるので、セミナーなどを活用して教育する必要があります。
自社で動画を制作するメリットは、社内に動画作成のノウハウが蓄積される点です。ノウハウが蓄積されれば、よりオリジナル性のあるコンテンツも作成可能です。一方で動画制作は、膨大な時間を要するので人材面で余裕がないと厳しくなります。
外注する
動画を制作する2つめの方法は、外部業者への委託です。制作会社へ委託する場合、動画制作から配信、効果測定まで幅広く対応してくれる業者がいます。初めは動画制作に関するノウハウのない企業が大半なので、プロの専門家に委託してしまえば手間も労力もかかりません。
一方で外注するので、もちろん外注費用がかかります。制作会社へ動画制作を依頼する場合、数万円~数百万円かかることもあり、ある程度予算が必要な点には注意しましょう。なお、クラウドソーシングを使って個人へ発注すれば、制作会社よりも安い料金で発注できます。
動画制作の3つのポイント
社内制作や外注にかかわらず、動画制作で大切なポイントを3つ解説します。
①最初の10秒でインパクトを強める
まず動画を見てもらうには、とにかく最初の10秒が肝心です。視聴者は、冒頭部分を見てその動画を見るか決めています。
現代の日本人は、忙しい人が大半です。動画を掲載したからといって、必ずしも見てくれるとは限りません。「この動画を見ても意味がないな」と思えば、視聴者は引き返します。
そのため、視聴者に動画を見てもらうには、最初の10秒で動画の有用性を示さなくてはなりません。初めに「〇〇な結果を得られるよ」と、動画の目的を示すのがおすすめです。
②目的を明確にする
動画の目的を明確にすることは非常に重要です。目的が曖昧なまま動画を作成した場合、視聴者は「動画を見ることで何を得られるのか」がわかりません。
なんらかの動画を作成する場合、「自社事業を理解してもらう」「お問い合わせにつなげる」などの目的があるでしょう。目的が明らかであれば、自ずとターゲット層も絞られてきます。ターゲット層を絞るほど、視聴者に刺さる動画コンテンツとなります。
逆に、全員に向けた動画は、本来目標とすべきターゲットにさえ響きません。「『車の専門誌』は、”車に興味のある人全員”をターゲットにしてつくられていない」のと同じです。
動画の目的とターゲット層をしっかり決めて、その情報をほしい人に一点集中して優良なコンテンツを提供することが非常に重要です。
③ストーリー性をもたせる
視聴者に飽きさせないためには、起承転結を意識して動画にストーリー性をもたせることが重要です。単調な動画の場合、視聴者は最後まで見てくれません。
動画制作では、次のような起承転結で展開していくのがおすすめです。
<動画制作の起承転結>
- 「起」→動画の目的や内容などを最初に提示して、視聴者に興味をもってもらう
- 「承」→伝えたい内容を展開する。飽きさせない工夫が不可欠
- 「転」→状況や場面などを変えて、視聴者に刺激を与える。動画制作でもっとも重要な部分
- 「結」→視聴者に伝えたいことを総括する。また、演出で視聴者に余韻を残す
ただし、必ずしも動画に起承転結を用いる必要はありません。最初に結論を提示することで、視聴者の気を引く手法もあります。
リフォーム会社が動画を導入した3つの事例
リフォーム業界では馴染みのない動画マーケティングでも、実は積極的に取り入れている会社も多く存在します。そこで、塗装会社がWeb集客に動画を導入した事例について3つ紹介します。
①作業風景を動画で紹介して誠実な印象を与える
まず紹介するのは、大阪に本社を置く「永建工業」さんです。大阪を中心に、関西圏で住宅の屋根や外壁の塗装を手掛けています。
永建工業さんは下の画面のように、ホームページ内にYouTubeで作成した動画を挿入しています。こちらの動画は、外壁塗装前に壁面の汚れを落とす高圧洗浄の様子です。
出典:youtube動画集 外壁塗り替え専門店(有)永建工業(東大阪市)
実際の作業風景を動画で撮影することで、お客様がイメージしにくい塗装会社の施工の様子を知ることができます。このように作業風景をお客様に公開することで、初めて塗装会社へ依頼する方にとっても安心感につながります。
また、「YouTubeの動画をホームページにアップする」のは、実は比較的簡単な方法です。というのも、YouTube自体はスマホでも動画撮影でき、また撮影した画像をホームページに挿入するのも複雑な操作を必要としません。
そのため、手軽に動画を制作してみたい方は、まずはYouTubeから始めてみるのがおすすめです。
②インタビュー動画でお客様の不安を払拭する
お客様にとってまったく知らない業者に大切な住宅の塗装を任せるのは、不安が付きまとうもの。そこで、お客様の不安を取り除けるコンテンツが、三和ペイント株式会社さんの「インタビュー動画」です。
出典:【お客様の声】施工プロモーションビデオ | 三和ペイント
お客様が初めて外壁塗装を依頼するとき、「誠実な業者なのだろうか?」「どうやって作業を進めるのだろうか?」などの不安を抱えています。そこで三和ペイントさんは、工事内容なら作業風景、施工後の感想などを、お客様へのインタビューを交えて作業の全容を動画にしています。
こちらの動画によって、不透明な工事内容を可視化できるので不安を払しょくでき、またお客様に誠実な印象を与えられます。
さらに、インタビュー動画を見てお問い合わせがあったとき、お客様が事前に知識を身につけていることがあります。そのため、1から10まで施工についてすべて説明する必要がなく、事前説明をある程度省略できるメリットもあるのです。
③文字ではなく動画にして簡潔に伝える
株式会社みすずさんのホームページには、「みすずを選んだ13の理由」という動画が掲載されています。1分37秒ほどの短い動画ですが、株式会社みすずさんがお客様に選ばれている13の理由を端的にまとめてわかりやすく伝えています。
仮に「みすずが選ばれる13の理由」をWebサイトに文字で掲載する場合、ボリュームが多くなるので、読者はすべて読んでくれない可能性が高いのです。
一方で短時間の動画の場合、動画を視聴してもらうだけで「みすずが選ばれる13の理由」というボリュームの多い内容を短時間で伝えられます。また、動画のテロップと並行してナレーションで案内しているので、もはや集中して見てもらう必要すらありません。
このように、多くの情報を簡単に伝えられるのが動画のメリットなのです。
動画も積極的に活用してWeb集客を伸ばそう!
動画コンテンツは多忙な現代人に好まれており、視聴者に多くの情報を簡単に伝えられます。特に、視聴者に有益なコンテンツを配信することで、お客様に信頼感を与えお問い合わせにつながるメリットもあるのです。
また、YouTubeを使えば簡単に動画を作成できます。ただし、画像編集にはスキルが必要で、多くの時間を要する点には注意しましょう。また、プロモーション動画やPR動画などを作成したい場合は、外部業者へ委託するのがおすすめです。
LUCYではリフォーム・住宅・建築業界を中心に動画制作を行っています。動画制作でお困りの方がいればお気軽にお問い合わせください。
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