「リフォーム」と「Instagram」は相性ぴったり! 集客を成功させるInstagram運用のコツ
デジタルマーケティング2021/6/1
目次
2021年現在、インターネット上で情報を探す方法は多岐にわたっています。調べ物をする際に、GoogleやYahoo!で検索せず、SNSで情報をチェックする人たちも増えてきました。
そんな時代の変化を察知して、近年では多くの企業が「SNSから集客しよう!」と公式アカウントの運用を始めています。中でも注目されているのが、画像や動画を自由に発信できるInstagram(インスタグラム)。
今回は、企業がInstagram運用を行うメリット、Instagram運用を成功させるための具体的なテクニックを、わかりやすく解説します。
Instagram運用はどうして必要?
「多くの企業がInstagram運用をしている」と聞いても、具体的なメリットがわからないと、自社で取り入れようとは思えないでしょう。
まずは、Instagram運用で得られるメリット、また、リフォーム業界との相性について詳しくお伝えします。
Instagramとは?
日常生活でSNSを利用しない方の中には、「そもそもInstagramってなに?」と疑問を持つ方もいるかもしれません。
Instagram(インスタグラム)とは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のひとつで、世界中に写真や動画を共有できるサービスです。アカウントの発行は無料で、投稿回数に上限もありません。
FacebookやTwitterが「文章を共有する」ことがメインなのに対して、Instagramは「ビジュアルを共有する」ことが目的です。そのため、世界観を視覚的に見せたい企業に好んで利用されています。
リフォーム・住宅業界とInstagramの相性
実際にリフォームを行った経験がないと、リフォームに関しての知識はなかなか養えません。
「床を味わい深い印象にするために、フローリングを無垢材にしました」「バランス釜からユニットバスに変更して、使いやすいバスルームに変身させました」と文章だけで伝えようとしても、多くの方は「無垢材?」「バランス釜?」と疑問を感じてしまうのです。
写真や動画を共有できるInstagramなら、リフォーム前後の違いを視覚的にわかりやすく伝えることができます。リフォームを依頼するお客さまのほとんどは、専門知識を持ちません。だからこそ、「かわいい!」「すてき!」とぱっと見の印象を届けられるInstagramは、リフォーム業界と相性ぴったりと言えるのです。
Instagram運用を成功させるコツ
さて、ここからは、リフォームの魅力を伝えるための具体的な方法を解説します。Instagramをどのように運用していけばいいのか、ぜひ一緒に学んでいきましょう。
「ターゲット」と「ペルソナ」を決める
ターゲットとは、「20代 女性 会社員 掃除が苦手」のように、ややざっくりとした人物像のことです。まずは、どのターゲットを狙って投稿していくか、大枠を決めるようにしましょう。
ターゲットを決めずに投稿してしまうと、投稿する人によって画像や動画の雰囲気がバラバラになってしまいます。結果的に、ユーザーから「このアカウントは、なにを発信しているの?」と疑問を持たれてしまう危険性があります。とりあえず投稿してみる……のはやめて、誰に対して投稿していくか、イメージを固めていきましょう。
ターゲットが決まったら、次はペルソナ設定です。ペルソナとは、ターゲットよりもさらに人物像を深掘りして、投稿を見てほしい相手をリアルに想像することです。
ペルソナ設計の参考として、例をひとつご紹介します。
- 山田花子
- 女性
- 28歳
- 既婚
- 子どもが1人
- 共働き。残業で帰宅が遅くなる日もある
- 家事は夫婦で協力してやっている
- 掃除や整理整頓が苦手
- Instagramでおしゃれな家の投稿をチェックしているが、きれいな家に保てるか自信がない
- 料理は得意。盛り付けにこだわるタイプ
ペルソナを決めることで、「整理整頓が苦手な人でもサッと片づけられる、大容量の収納をアピールしよう」「料理好きな人に興味を持ってもらえるように、システムキッチンのメリットを伝えよう」と、投稿内容を具体的に考えられるようになります。
より具体的にペルソナをイメージするために、企業によっては、ペルソナ像をイラストで描くところもあります。姿を見ることができると、誰に投稿を見てもらいたいのか、目指す相手がハッキリします。「ペルソナまで決めたけど、なかなか想像できない……」と悩んでしまう方は、イラスト化も検討してください。
世界観を統一させる
画像や動画がずらりと並ぶInstagramにおいて、世界観の統一は必須と言えます。
- 懐かしさを感じる、ほっこり系のアカウント
- 洗練された雰囲気の、シックなアカウント
- 手書き画像で情報をたくさん教えてくれる、ためになるアカウント
自社が持つ情報を、どのような世界観でアピールしていくか。投稿を始める前に、目指す世界観を決めておくようにしましょう。
以下に、世界観が参考になるアカウントを載せておきます。
エコワークス「木の家専門店」
木のあたたかみを感じる暖色の写真をメインに投稿しつつ、定期的に情報を伝えるためのセンスのいいバナーを差し込んでいます。「かわいらしい雰囲気の家が好きな方」「メリットのある情報も得たい方」にヒットしそうなアカウントです。
安成工務店(やすなりこうむてん)
こちらもやわらかい印象でまとめつつ、ポップさをなくすことでより大人っぽい雰囲気に仕上がっています。「落ち着いた暮らしがしたい方」「丁寧なスローライフに憧れている方」を呼び込めるアカウントと言えるでしょう。
ネイエ設計
あえて写真に暗さをプラスすることで、しっとりとした落ち着いた雰囲気にまとまっています。「繊細な気持ちを大切にしている方」「ハイセンスの洗練された家に住みたい方」は魅力的に感じるアカウントでしょう。
ユーザーが求める情報を発信する
自分たちが知ってほしい情報を投稿することも大切ですが、それ以上に、「ユーザーはどんな情報を求めているか?」を常に意識するようにしましょう。
- 写真で足りない情報は、文章で補足する
- DMで届いた質問を参考に、疑問を解決できる投稿をする
- 自分でもリフォーム会社の投稿をチェックして、足りないと感じる情報を考える
ユーザーの反応を確認するために、いいね数やコメント数を都度チェックするのもおすすめします。
Instagram運用のテクニックまとめ
今回は、リフォーム会社がInstagramを利用するメリット、具体的なInstagram運用のコツをご紹介しました。
- 生まれ変わった物件を視覚的に見せられるInstagramは、リフォーム会社と相性がいい
- 投稿の前に、ターゲットとペルソナを考える
- Instagramの世界観を統一させる
- ユーザーが求める情報がなにか、常に意識する
SNSは、今では集客ツールとして当たり前のように企業に利用されています。Instagramをかしこく活用して、集客アップを実現していきましょう。