【リフォーム業界必見!】アクセス解析の方法と始め方。最初にみるべき指標も紹介
デジタルマーケティング2021/6/2
目次
アクセス解析とは、サイトの「現状」と「目標達成を邪魔している原因」を教えてくれるツールです。
どんなサイトにも目的があります。
- 問い合わせ獲得の集客サイト
- 顧客の信頼を得るための企業サイト
- 人材を集めるための採用サイト
決めた目的を達成しているサイトが、本来のあるべき姿です。
ところが、お問い合わせがない、商品が売れない、といった話をよく聞きます。
こういった悩みを持つサイトの担当者は、アクセス解析の方法を理解できていないかもしれません。特にリフォーム業界で数字を元に戦略的に顧客を分析することは非常に有益なので参考にしてみてください。
この記事ではよく使われるアクセス解析ツールと、有効的な活用方法について説明します。
アクセス解析の初心者向けに重要なポイントを絞って伝えていきますので、できるところから始めてみましょう。
アクセス解析でわかること
アクセス解析ツールを入れると、次のようなことがわかります。
- サイトに来ている人は何人くらいか
- どんなサイトや広告から来たのか
- サイトに来ている人の年齢、性別、興味・関心
- サイトに来た後、何ページ見て、それはどのくらいの時間だったか
- お問い合わせをしてくれた人は何人か
上の内容以外にもたくさん把握できることがあります。
ですが、最初のうちは重要なところに絞って見ていくといいでしょう。
無料で始められる!定番のアクセス解析ツール3選
無料で使うことのできるアクセス解析ツールを3つご紹介します。
有料版もありますが、無料でも十分に使えるツールです。
最初のうちは、自分が使いやすいツールを触ってみることから初めてみてはいかがでしょうか。
シミラーウェブ
(URL)
https://www.similarweb.com/ja/
アカウントを作り、URLを入れるだけで数値データを取得できる便利なツール。
無料版は、1か月分のデータしか見れません。
計測できる主なデータ
- 検索キーワード
- 訪問者数
- ユーザーのサイト内で見たページ
- どこから来たか
- ソーシャルからの流入
このようなデータが取得できます。
シミラーウェブは、URLを入れるだけで計測できるので、知りたい競合の分析にも使えます。
精度は少し劣りますが、コードを触る必要がないので初心者でも使いやすいツールです。
- 特徴 :URLを入れるだけで計測できる
- おすすめする人:タグの設置が苦手な人、初心者
また、シミラーウェブにはGoogleの拡張機能を提供しており、ボタン一つで競合サイトの流入をある程度調べることができます。
手順はとても簡単で、シミラーウェブGoogle拡張機能をダウンロードし、流入を調べたい競合サイトをブラウザで開いた状態でシミラーウェブ拡張機能のボタンを押すだけです。
※流入がそれほどないサイトの場合は計測できない場合があります。
(SUMOで試した場合の事例)
アクセス解析研究所
(サイトURL)
https://accaii.com/
サイトから登録し、発行されたタグをサイトに設置すれば設定完了。
主に次のような数値が確認できます。
- 訪問者数/居場所
- クリックされた数
- リアルタイム訪問数
- 訪問者のサイト内の行動すべて
- 異なるドメイン間の分析
- スマホでも確認可能
注意点は、無料の場合、31日間ログインしないと、アカウントがなくなることです。
特徴としては、GoogleドライブへCSV形式でデータを保存できる機能がついています。
- 特徴:タグの設置だけでクリック数まで計測できる
- おすすめする人:クラウドにデータを保存したい人
GoogleAnalytics(Googleアナリティクス)
(URL)
https://accounts.google.com/
アカウント作成後、タグをサイトに設置して計測します。
慣れないうちは、画面の操作がわかりにくいかもしれません。
- 訪問者数
- クリックされた数
- リアルタイム訪問数
- 訪問者のサイト内の行動すべて
- 異なるドメイン間の分析
- 広告からの流入
- ソーシャルからの流入
- デバイスごとの訪問者数
最大の特徴は、広告やソーシャル(SNS)の分析が細かくできることではないでしょうか。
GoogleAnalyticsは、Google広告とアカウントをリンクすることで、広告からの訪問者行動を追跡します。
また、目標(問い合わせ)を設定しておけば、達成された数も把握できます。
さらに、追加の設定をすれば、他の数値も取得が可能です。
例えば、
- PDFや資料のダウンロード数
- ボタンのクリック数
- ページAからページBに行った訪問者
などです。
非常に細かく設定すれば深く分析できるため、上級者向きといえます。
Googleアナリティクスの閲覧準備がまだできてない場合は必ず設置した方が良いでしょう。
- 特徴 :Google広告の流入や追加の設定で深く分析できる
- おすすめする人:広告からの流入も見たい人、分析に慣れてる人
使えると便利なキーワード分析ツール
キーワード分析ツールでわかることは、検索ボリュームや検索順位です。
設定したら、最初に狙っていた(上位表示させたい)キーワードでの検索順位を調べてみましょう。
もし、Googleの順位が低ければ、対策キーワードに対して十分なコンテンツ(内容)をユーザーに提供できていないことになるので対策が必要です。
検索順位を調べるツールは以下のツールが代表的です。
Googleサーチコンソール
GoogleサーチコンソールはGoogleが提供している公式ツールです。自社サイトの流入キーワードを細かく確認する(自社サイトで上位表示されているキーワードを確認する)ことができます。
またそれ以外にも以下のようなことを調査できるので非常に便利なツールなので、導入がまだの場合は設置されることをおすすめします。
- 自社サイトのインデックス状況の確認
- サイトの表示回数
- クリックされた回数
- クリック率
- 被リンク、内部リンクの確認
ウーバーサジェスト
Googleサーチコンソールは自社サイトの分析のために役立ちますが、ウーバーサジェストは他社サイトの分析に非常に便利です。
他社サイトのURLを入力すると、以下のような項目をざっくり調べることができます。
- 流入キーワード
- 流入数
- 獲得キーワード順位
他社が獲得できていて、自社で獲得できていないキーワードを探すのに活用してみて下さい。
(ホームプロでリサーチした場合)
※ホームプロ:リフォームの一括見積もりサイト
検索ボリュームや検索トレンドは次のツールが代表的です。
キーワードプランナー
(「外壁塗装」と調べた場合)
キーワードプランナーはGoogleが提供している無料ツールです。リスティング広告などに課金すると詳細の検索ボリュームが調査することができるのですが、通常使用する場合はざっくりの検索ボリュームを調べることができます。
※「外壁塗装」と調べるとそれに関連するキーワードをGoogleが自動で抽出してくれる機能もあります。
Googleトレンド
GoogleトレンドもGoogleが提供している無料ツールです。このツールは検索キーワードの需要の推移(トレンド)を調べることができます。
以下は「エコキュート 」と調べた結果ですが、12月〜2月の真冬に検索需要があることがわかります。
検索トレンドを参考にして対策するキーワード優先順位を決めてみて下さい。
上記4つのツールがはどれも無料で始めることができるので使用してみて下さい。
サイト分析の第一歩はGoogleアナリティクスから
世の中には数多くのWEB解析ツールが存在しますが、まずはGoogleアナリティクスを導入されることをおすすめします。
Googleアナリティクスはすべてのアクセス解析の基本だからです。
多くのアクセス解析ツールはあくまでも手法です。まずはGoogleアナリティクスでサイトの課題を抽出することが先決です。
サイトの課題にある程度検討がついてから、その他のツールを活用していくという流れが、アクセス解析の流れとしては好ましいでしょう。
ワードプレス でサイト構築し、Googleアナリティクスを設置しよう
Googleアナリティクスを導入したい気持ちは山々だけど、コードを触るのは抵抗がある、、という人は非常に多いと思います。
その様な方にはワードプレスでサイトを構築されると良いでしょう。
ワードプレスなら、便利なプラグインやテーマが存在します。
ワードプレス設定画面にある「UA-XXXXXXXXX」というトラッキングIDを入れるだけでアナリティクスの設置が完了です。
- Site Kit by Google
- All in One SEO Pack
- Google Analyticator
これらのプラグインをインストールして、GoogleAnalyticsの管理画面からトラッキングIDを確認しましょう。
左メニューの、管理>プロパティの設定>トラッキングIDからわかります。
Googleアナリティクスでまず見るべきポイント。訪問者の傾向分析
Googleアナリティクスでは、サイトに来た訪問者について様々なことがわかります。
ですが、初めから多くを知ろうとせずに、基本的な数値から見ていきましょう。
慣れてくると、他にも知りたい数値が自然と判断できるようになります。
ページビュー数とセッション数
まずは、訪問者の数を知りましょう。
左メニューのユーザー>概要を見てみます。
すると、グラフと一緒にいくつかの数値が出てきますよね。
その中に、セッション数とページビュー数という項目があります。
ページビュー数とセッション数は次のような定義です。
- ①ページビュー(PV)数・・・ブラウザでページを開いた数。
- ②セッション数 ・・・サイトに訪問した数。
例えば、私がAサイトのトップページと、会社概要のページを見て、ブラウザを閉じました。
すると、Aサイトのセッションが「1」で、ページビュー数は「2」となります。
1回の訪問で、トップページと会社概要ページの2ページを見たからです。
PVは一人が何回もクリックしてしまうという可能性があるので、基本的はセッションの数を見るべき指標の参考にされるとよいでしょう。
各ページの滞在時間
滞在時間は、左メニューの行動>サイトコンテンツ>すべてのページで確認できます。
そこでは、ページごとの滞在時間が表示されてるはずです。
その時間をページごとに見てみましょう。
5分はかかりそうなページが数秒だったり、フォームページに10分滞在したり。
自分が読んでみてかかる時間と明らかに異なれば、そのページに何か問題があるかもしれません。
逆によく読まれているページはユーザーの関心が高い可能性が高いので、よりコンテンツを充実させたり、ユーザーの目につきやすい場所に移動させてあげるなどの対策も有効かもしれません。
参照元/メディアと参照元詳細URLのリサーチ
ユーザーはどこからサイトに来たか?を知ることができます。
- Organicなら自然検索
- Socialならソーシャルメディア
- Referralなら別のサイトです。
自社で運営しているメディアがあれば、そこからの流入数はどうでしょうか?
左メニューの行動>サイトコンテンツ>すべてのページを開き、セカンダリディメンションを参照元/メディアに設定すると、流入経路を調べることができます。
また以下の手順で調べるとどこのサイトから流入したか(=流入元URL)を具体的に調べることができます。
自社サイトのユーザーがどこからきたかの詳細分析に非常に役立ちます。
左メニューの集客>すべてのトラフィック>参照サイト
流入デバイスの調査
デバイスカテゴリでは、モバイル、パソコン、タブレットの訪問者数がわかります。
極端に少ない数値があれば、そのデバイスでサイトを見てください。
見やすいデザインか、文字が小さくないか、ユーザーの気持ちになって考えましょう。
基本的にリフォーム業界ではスマホの閲覧がメインになることが多いです。
リサーチ手順は以下です。
左メニューの行動>サイトコンテンツ>すべてのページを開き、セカンダリディメンションをデバイスカテゴリに設定
サイトの課題見つけるポイントとコツ
毎日数値を見ているけど、どこに問題があるかわからない…。
そんな人は、他の数値と比べることから始めましょう。
例えば、
- 今月と先月のセッション数
- パソコンで見ている人とモバイルで見ている人の数
- 新規ユーザーとリピーター
上の2つの数値にどこか違いはありませんか?
全く同じ数値ではないはずです。
違うなら、それはなぜかを考えてみましょう。
いろんな仮説が思い浮かぶはずです。
そして数値が増えた理由、減った理由も考えてみます。
- チラシキャンペーンを実施した
- 一括見積もりサイトに加盟した
- 先月は更新したページが多かった
- キャンペーンを実施した
- SNSでページを拡散した
社内では多くの取り組みが行われているはずです。
その日付をアクセス解析の数値と照らし合わせてみましょう。
何かわかることがあるはずです。
アクセス解析の方法まとめ
アクセス解析でわかることから、最初に見るべき指標まで説明してきました。
初心者の人は、紹介した指標から始めて少しずつツールに慣れていけるといいですね。
しかしながら、初心者でゼロからサイト分析するのは困難かと思います。
LUCYではリフォーム業界を中心としたのサイト(SEO)分析を得意としています。
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