ホームページにおける施工事例の重要性について。SEOのポイントも解説
デジタルマーケティング2021/5/31
目次
外壁塗装、水回り、内装、エコキュート 、太陽光などのリフォーム業界でホームページを作る際に「施工事例」ページは最も重要です。
なぜ重要かというとユーザーにとって最も関心の高いコンテンツが「施工事例」のページだからです。関心が高いとはつまり最も閲覧されるということを意味します。
この記事では「施工事例」ページの重要性とSEOのポイントについて解説します。
なぜ「施工事例」のページが重要なのか
リフォーム業界で多くのサイト分析を行っていると、最も閲覧されているページは「施工事例」のページであることが多いです。
理由は諸説はあるかもしませんが、ユーザーが契約業者を決定する際に「この会社どれくらい実績があるの?」「うちの近くのエリアで施工実績あるの?」という観点が成約に大きな影響を与えているのではないでしょうか。
多くのリフォーム会社様が自社の強みをホームページで打ち出しているかと思いますが、ユーザー観点で見るとほぼ同じに見えてしまい、明確な差別化をすることは困難です。
例えば外壁塗装業界に関していうと、自社の強みは以下のような項目が多いのではないでしょうか。
- 完全自社職人/中間マージンカット
- 〇〇エリアNo1施工店/地域密着
- ◯◯年の保証付き
- ◯◯の資格を有する職人が多数在籍
エコキュートであれば以下などです。
- 即日対応
- 明瞭価格
- 最安値
このような状況はリフォーム業界に限った話しではなく、不動産や人材のようなある程度市場が成熟している業界にとっては共通の問題であり、ある種仕方のないことです。
ですが、施工事例のページだけは取り繕うことができません。施工実績というのは紛れもない事実だからです。
当たり前のことではありますが、ユーザーが金額が同じ2社で迷っていた場合、「自分のエリアの施工経験がある業者」「自分の家と同じハウスメーカーの実績がある業者」「自分のしたい外壁の色の実績がある業者」を軸に契約業者を選ぶのはとても自然なことではないでしょうか。
上記のユーザー心理背景から自社でホームページを制作する際は「施工事例」ページをできる限り充実させる必要性があるでしょう。
「施工事例」のページ作り方・見せ方
上記で述べたように「施工事例」は重要なコンテンツですので、作り方も工夫しなければいけません。
施工事例をただ羅列するだけではなく、ユーザーの使いやすさ、見やすさを考慮したサイト構造にする必要があります。
「施工事例」と一言で言っても多くの要素があり、ユーザーの興味関心も様々です。例えば、外壁・屋根塗装を検討しているユーザーでしたら以下のような条件で施工実績を探せるサイトですと便利ではなないでしょうか。
- エリア
- 塗料
- 外壁の素材
- 施工金額
- 色
- ハウスメーカー
また少し専門的な話ですが、URL構造やパンくずリストの構造もSEOにとって重要なポイントなので注意が必要です。
「施工事例」ページのSEOポイントについて
「施工事例」ページは画像で作り込むことがメインなので、Googleにインデックス(=検索エンジンに登録)されない(=検索結果にでてこない)可能性が高くなります。
※画像メインだとインデックスされづらい理由については専門的な内容になるのでここでの説明は割愛します。
「施工事例」ページをGoogleにインデックスさせる2つの方法
少し上級者向けのSEOの話になりますが、「施工事例」ページをGoogleにインデックスさせる方法について2つの方法について解説します。
①alt(オルト)属性を適切に記述する
alt(オルト)属性とは画像情報をテキスト情報として検索エンジンに伝えることです。
上記で少しふれた通り、Googleにとって画像だけだと情報の価値を適切に判断することは困難です。つまり、GoogleにインデックスされずSEO的にマイナスになりかねません。
そこで一つの解決策がalt(オルト)属性です。
例えば、埼玉県越谷市で外壁と屋根塗装の施工事例があるとします。
この画像をalt(オルト)属性なしでホームページに設置してしまうと、Googleにとっては「ただの画像」として判断(認識)されます。
※Googleの画像解析能力は日々進化しているので、今後は画像もテキスト情報として処理(認識)される可能性はあるかもしれません。
しかしその画像に「埼玉県越谷市の外壁・屋根塗装の施工事例」というalt(オルト)属性を記述するとGoogleにとってはただの画像ではなく、テキスト情報としての意味をもつようになります。SEOとしてもプラスに働く可能性は高いです。
施工事例の写真は膨大になると思うので大変だと思いますが、極力全ての画像にalt(オルト)属性を記述することをおすすめします。
ここまで少し専門的な話でわかりづらい点があるかと思いますが、ホームページを制作する会社に「画像にはalt(オルト)属性を記述してください。」とオーダーを出すと良いでしょう。
②ユニーク(オリジナル)テキストを記述する
施工事例で画像が多くなるのは仕方ありませんが、なるべくオリジナルのテキストを充実させて記述することをおすすめします。
例えば以下のようなその物件にしかないオリジナル情報を盛り込むと好ましいでしょう。
- タイトル
- 日付
- 塗料の詳細
- エリア情報
- 施工箇所
- 工事期間
- 各施工工程の説明
- 築年数
- 施工金額
- 工事の注力ポイント
- 問い合わせ頂いた背景
Googleはオリジナル(=一次情報)を好み「重複」を非常に嫌います。また、Google観点だけではなくユーザー観点からもオリジナルの情報が多いほど有益な情報となりますので、自社なりの独自性の高い情報を記載されてみてはいかがでしょうか。
「施工事例」はSEOのポイント抑えて作成しよう
何度も申し上げている通り、「施工事例」ページは非常に重要です。またSEOのポイントを抑えるのが非常に難しい箇所でもあります。
SEOのポイントをしっかり抑え、内容の充実したページを作成することができれば、SEO的にもユーザーからの問い合わせを増やすという意味でも大きくプラスにはたらくでしょう。
LUCYではリフォーム・住宅業界を深く理解し、SEOのポイントを抑えてサイト制作をしています。
新しいサイトを作成したい、現状のサイトをリニューアルしたいということでお困りのことがあればお気軽にお問い合わせ下さい。