【現役編プロが解説!】記事制作を外注する際の8つのポイント|おすすめの記事制作会社も紹介
デジタルマーケティング2021/8/5
目次
※ここでいう編プロとはライティング専門会社のこと
- ライターの採用が大変
- 期限を守らないライターとのやりとりが辛い
- ライター毎に記事質がバラバラで管理が大変
- そもそもSEOライティングのノウハウがわからない
- 外注に頼んだ事があるが質が微妙だった。
上記の様な悩みを抱えているメディア担当者、マーケッターの方は多いと思います。この記事では約300人以上のメディア編集担当の方と携わったリアルな実態を元に記事(コンテンツ)を外注する際のポイントや注意点について解説します。
記事コンテンツの外注(発注)する3つのケース
記事を外注する際の主なきっかけは以下の3つケースだと思います。
- 自社商品のリード(問い合わせ)獲得のためにコンテンツマーケティングをしたい。
- メディアのアドセンス、アフィリエイト収益を作りたい(or 伸ばしたい)
- 流入したユーザーのCVRをあげるためにオリジナル記事(取材記事,アンケート記事)を作りたい。
先に結論から申し上げると、2のケースは外注企業に依頼すると採算が合わない事が多いため基本的にライティングは内省した方が良いでしょう。
余談ですが、昨今コロナウイルスの影響で広告収入が激減していることもありアドネットワーク収入も軒並み減っているため、外注の費用対効果は悪いと思われます。
またアフィリエイトも決して楽な状況ではないため、渾身の記事(圧倒的にユーザーに価値のある記事)を自社ライターで作成するのが好ましいでしょう。
安い外注を使うという選択肢もありますが、文字単価5円を下回る単価で受けている会社は非常に粗悪なコンテンツである可能性が高くあまりおすすめはしません。
少し編集プロダクション(記事制作会社)の内部の話をすると、ある程度ライティングスキルの高い(専門性の高い)ライターを採用するとなると文字単価で2円〜3円は原価でかかります。
そこで記事制作会社の簡単な利益構造を以下に計算します。
【記事制作会社受注売上(利益構造)】
- 記事本数5本
- 文字数3000文字
- 文字単価4円
5本×3000文字×4円=60,000円
【ライティング原価】
- 記事本数5本
- 文字数3000文字
- 文字単価2.5円
5本×3000文字×2.5円=37,500円
【編プロ粗利益】
6,0000円-37,500円=22,500
となります。
この利益(22,500円)の中からさらにディレクション(ライターとのやりとり、ファクトチェックや誤字脱字の2重チェック..etc)費用やが引かれます。そうするとほとんど利益が残らない構造になります。
あまりにも安い文字単価で受注を受けている記事制作会社はどこかで手を抜いている可能性が高いので注意が必要です。
昨今は量より質の時代なので、上記の利益構造を頭に入れながら注意して記事を発注する様にしましょう。
記事コンテンツの外注先は大きく3つ
記事を作成する場合の方法は大きく以下の3つあります。
- クラウドソーシングサービス
- 記事制作専門会社
- SEO(コンテンツマーケティング)コンサルティング会社
クラウドソーシングサービス
ライティング業務を発注する場合、メインのクラウドサービスは以下の2つです。
他にもココナラというサービスで発注もできますが基本的には上記2つで問題ないでしょう。
知名度的にはクラウドワークスの方が高いですが、業務の発注という観点ではランサーズも遜色無いので使いやすさや好みで選んで問題ありません。
クラウドソーシングサービスのメリット
クラウドサービスを利用することのメリットは大きく2つあります。
- 発注金額が安い
- 専門性の高いライターを探すことができる
発注金額が安い
クラウドソーシングサービスの最大のメリットは発注単価が安いことです。理由はもちろん中間マージンが一切入らないためです。
構成(記事企画)作成〜ライティングまで対応する場合の発注相場は文字単価1〜2円ほどです。
1円以下でもライターは集まると思いますが、明らかに質が悪いので基本的にはやめた方が良いでしょう。
※質が悪い=期限を守らない、文章が論的的でなく読みづらい、誤字脱字が多い..etc
専門性の高いライターを探すことができる
クラウドサービスはその知名度ゆえ、非常に多くの人が利用しています。
最近のライティングはGoogleのアルゴリズム的にも執筆ジャンルの専門性の高い記事が求められています。
採用で探すとなるととても大変ですが、クラウドワークスで募集すれば比較的簡単に専門性の高いライターを集めることができまるでしょう。
(例)元証券業界で働いていたライター、現在もマーケティング会社で働いているライター.etc
クラウドソーシングサービスのデメリット
クラウドソーシングサービスの理由は良いことばかりではありません。主なデメリットは以下の2つです。
- ディレクションが大変
- 良いライターを見つけるのが大変
ライターディレクションが大変
当然と言えば当然なのですが、ライター管理ディレクションは非常に大変でストレスの多い作業となります。
やりとりは基本的にサービスプラットフォーム上で対応しないといけないですし、発注するためのルール(レギュレーション)の作成、SEO要素のチェック、事実(ファクト)チェック、記事修正の指示、期限管理など煩雑な作業からは逃れられません。
仮に良いライターであっても少なからずのディレクション工数は避けられないでしょう。
良いライターを見つけるのが難しい
皆様がイメージされている以上に世の中は(言葉が悪いですが)質の悪いライターが多いのが現実です。以下はその事例の一部です。
- 期限を守らない
- 途中で連絡が取れなくなる
- コピペをおこなう
- 文章の論理構造が破綻している
- 誤字脱字が多い
- 事実関係が間違っている
「高い単価を払っていい人に頼めば良いのでは?」と思われる人もいるかもしれませんが、高いお金を払えば良いというものでもありません。
ポートフォリオが素晴らしくても残念ながら上記の様な悪質なことを行う方は非常に多いです。
私も数百人単位のライターの皆様と関わってきましたが、結局一度仕事を発注してみないことにはライティングスキルの判断ができません。
良いライターを初見で見分けることはプロでも非常に難しいので、初めてクラウドサービスを使う人はポートフォリオを見てある程度良さそうであれば一度仕事を発注してみて判断するのが良いでしょう。
良いライターの定義とは
良いライターの定義は大きく4つあると思っています。
- 文章が読みやすい(=論理的に筋が通っている文章、因果関係が整っている文章)
- 分からないことは調べて執筆する
- 素直
- レスポンスが早い
特に最後のレスポンスは1番重要です。いくら上手な文章を書くライターであっても、こちら側の連絡に対し、(事前連絡なしに)1日以上何も返信がない場合は継続取引することをおすすめしません。
優秀なライターであれば例えすぐに返せない内容であっても「今外出しており、夕方〇時までにご返信します。」と一言添える人もいます。
記事制作とは常に期限との戦いなので、レスポンスの悪いライターに執筆依頼するのは基本的に辞めた方が中長期的にみて良いでしょう。
※「毎回レスは30分以内に返して下さい」というのも無理があるので、発注側もライターに配慮する必要もあります。
記事制作専門会社
記事制作専門会社とライティング業務をメインに受注している企業の事を指します。編集プロダクションとも言われます。
記事制作専門会社のメリット
記事制作専門会社のメリットはある程度質を担保してライティングしてくれる点です。専門会社はライターを内製化していることが多いため、発注側の意図をある程度汲み取ってくれるでしょう。
また、基本的にディレクターが一人付きやりとりの窓口も一本化できるため、制作のストレスを軽減できるでしょう。
構成(記事企画)作成〜ライティングまで対応する場合の発注相場は文字単価5〜7円ほどです。
記事制作専門会社のデメリット
記事制作専門会社のデメリットは以下の2点です。
- 上流設計が対応できないことがある。
- 専門性の高いライターを指定することが基本的にはできない。
上流設計が対応できない
絶対対応できない訳ではないと思いますが、コンテンツ企画やキーワード設計、SEO流入シミュレーション設計などは得意ではないケースが多いです。
記事制作専門会社に発注する際はある程度記事の方向性やキーワードを固めた方が良いでしょう。
専門性の高いライターを指定することができない
こちらも仕方のないことではありますが、「FP1級ライター」「税理士ライター」「宅建主任者ライター」など特定のライター指名することは基本にはできません。
理由は何点かありますが、記事制作専門会社はライティングを一人で行っているわけではなく、チームで記事制作しているためです。
チームで制作し全体として記事のクオリティを担保するという制作フローとなっています。
※補足ではありますが、専門知識とライティングスキル(読みやすい文章)は全くの別物です。専門的知識のある人にライティングを依頼することができても、文章が読みづらいなどのマイナスの可能性があるので、発注する際は専門性とライティングスキルの両方を確認するのが良いでしょう。
SEOコンサルティング会社
SEOコンサルティング会社は、(オウンドメディアの設計、コンテンツ企画などの)上流設計からライティングまで一気通貫で対応可能な点が特徴です。
SEOコンサルティング会社のメリット
コンサルティング会社のメリットは上記で記載の通り、全てをまとめて対応してもらえる点です。特にコンテンツマーケティングやメディア運営にとって上流設計は最も重要です。上流設計の作業は何点かありますが特に重要なのは以下の2点です。
- ターゲット選定
- キーワード設計
ターゲット選定
ターゲット設定とは「誰にサービスを届けるか」というペルソナ像をより明確に詳細に定めることです。話だけ聞くと簡単な様に聞こえますが、ターゲット像を明確に設定していない会社(メディア)は多く、往々にしてメディア運営に失敗しています。
昨今はGoogle的にも専門性を評価する時代なので、自社のサービスやメディアのターゲットはより細かく設定することをおすすめします。
キーワード設計
キーワード設計とはその名の通り、「どの検索キーワードでライティングするか」を決めることです。
ターゲット設定にも密接に関わりますが、キーワードの競合性を無視して記事を執筆してしまうと、全くSEOで上位表示されないという結果になりかねないのでメディア運用をする前にある程度キーワードの戦略を立てておくのがベストでしょう。
上記の通りコンサルティング会社であれば上記の様な上流設計も対応することができるので、SEO初心者にとっては非常に心強いメリットです。
SEOコンサルティング会社のデメリット
コンサルティング会社のデメリットは、当然ではありますが費用が高い点です。今回は記事制作の文脈で説明しますが、コンサルティング会社の場合は記事制作とは別にコンサルティング費用もかかります。
コンサルティングの費用は様々ですが、月額30万~50万が相場です。
記事制作の相場は文字単価8円〜です。また、制作費用とは別にディレクション費用で2万〜5万程かかるケースも多いです。
費用が高くなる理由は何点かありますが、大きな理由はライターを自社で抱えず、ライティングを下請け会社に流しているケースが多いためです。
下請け会社を使うこと自体は別に悪いことではありませんが、下請けを使うことで中間マージンが上のせになるため費用は割高になります。
(記事コンテンツ外注費用相場まとめ)
文字単価 | ディレクター費 | 一記事単価 ※3000文字の場合 | メリット | デメリット | |
クラウドソーシング | 1円~2円 | 無し | 3,000円~6,000円 | ・発注単価が安い ・専門ライターに発注可能 | ・記事発注工数がかかる ・記事の品質がバラバラ ・やりとりに工数がかかる ・SEOの知見が乏しい |
記事制作専門会社 | 5円~8円 | 0円 | 18,000円~24,000円 | ・発注単価が比較的安価 ・記事制作ディレクション工数を軽減できる ・記事質をある程度担保可能 | ・専門性の高い記事が書けない ・上流設計ができない |
SEOコンサルティング会社 | 8円~10円 | 2万~5万 | 5万~10万 | ・上流設計の対応が可能 ・メディア上流設計が可能 | ・発注費用が高い ・専門性の高い記事が書けない |
記事を外注する際の8つのチェックポイント
ここから実際に記事コンテンツを外注する際のポイントについて解説します。
最近のSEO状況は厳しく、記事をただ量産して作れば良いという時代は終わりました。 メディア運営にしてもコンテンツマーケティングにしても質の良い記事の投稿は必須です。
SEO的に質の良い記事とは、EATが守られている記事ですが、文章のうまさという観点も含めて総合的に良い記事という定義で説明します。
記事を発注する側も外注先をコントロールできる様にポイントを抑えて発注しましょう。
※EATとは、E(専門性)A(権威性)T(信頼性)の略。
記事発注する際のポイントは主に以下の8つです。
- サービス(メディア)詳細を伝える
- 執筆実績メディアの確認
- 執筆ライターのプロフィール確認
- SEO要素をどの程度抑えているか確認
- 二重チェックフローの確認
- レギュレーションを作成してもらう
- 修正回数の確認
- テストライティングから始める
1.サービス(メディア)詳細を伝える
記事外注先も完璧ではないので、自社のサービスの詳細をしっかり伝える様にしましょう。特に重要な伝達ポイントは以下の2点です。
- サービス(メディア)の目的
- サービス(メディア)のターゲット
サービス(メディア)の目的
記事制作は手段であり目的ではありません。何かしらのゴールや目的を達成させるために記事を制作されると思います。記事制作会社に記事を作成する目的を共有することで、記事内容の方向性のブレを軽減することができます。
例えばリフォーム業を営んでいる会社で、オウンドメディア運用をしたいのであれば外注先には「オウンドメディアを運用してユーザーの問い合わせを獲得したい」という主旨を伝えましょう。
目的を伝達することで制作会社も問い合わせ獲得をゴールとした方向性の記事を作成するでしょう。
サービス(メディア)のターゲット
ターゲット像は記事の方向性を決める上で非常に重要です。
例えば不動産投資の記事を作成したいのであれば、以下の内容を外注先に伝える様にしましょう。
(例)
- メインターゲットは40代男性
- 年収は400〜500万
- 区分マンション投資を検討している人
- 東京の主要都市で不動産投資をしたいと思っている人
- 金融リテラシーは低い
ターゲットを明確に伝えることで、読者の目線に合わせたコンテンツを制作することができます。
2.執筆実績メディアの確認
記事制作に限った話ではないかもしれませんが、外注予定の会社のライティング実績は確認しましょう。
※自社サービスと類似ジャンルの記事を確認して下さい。
注意点としては、執筆した記事のURLをもらうようにしましょう。また、実績として開示された記事は構成から作成しているのかも確認してください。
記事の進め方によっては、(構成は作らず)ライティングだけ対応していることもあるからです。
構成+ライティングの実績をみることで外注先のライティングスキルをある程度把握できる可能性があります。
余談ですが、ドメインパワーによって記事のランキングは大きく左右されるため、記事のランキング実績はあまり当てにならないこともあります。
※ドメインパワー:サイトの信頼(信用)性を示す数値。
3.執筆ライターのプロフィール確認と管理
記事を依頼するに当たってどのライターが執筆をするかプロフィールを確認した方が良いでしょう。
上記でも述べた通り昨今のSEOは専門性を重視しますので、もちろん専門知識が豊富なライターに依頼するのが好ましいです。
(以下はプロフィールの参考の項目です。)
- 資格
- 職務経歴
- 年齢
- 性別
また補足ですが、SEO的にライタープロフィールを記事内で開示した方が好ましいので、記事制作会社にライタープロフィール(※プロフィールが記載されているURLをもらえるのがベスト)も記事に記載しても良いか確認してみると良いでしょう。
記事制作会社からライターの詳細プロフィールがもらえなかったとしても、どの記事をどのライターが書いたのかを管理することは大切です。数字やIDを付与して外注先のライターを管理して下さい。
記事外注を継続していく中で、ライティングスキルの高いライターを指名するのが良いでしょう。
(記事及びライター管理例)
記事A:ID55
記事B:ID56
記事C:ID55
※ライターを指定できない記事制作会社もありますのでまずは相談してみて下さい。
4.SEO要素をどの程度抑えているか確認
記事を制作してもSEO(Google検索結果)で上位表示されなければ、サイト流入もなく、記事コンテンツからの問い合わせも基本的にはありません。
「これをやればSEOで絶対にあがる」という必殺技はありませんが、ある程度SEOで上位表示させるための方法は決まっています。
例えば以下のような観点です。
- 関連キーワードが網羅的に盛り込まれているか
- 適切な文字数で執筆しているか(or 文字数は少なくないか)
- 検索意図を満たす記事になっているか
各会社毎にSEOを上位表示させるための(記事作成)方法は違うため、事前にどのようなSEOポイントを抑えて記事を作成していているか確認すると良いでしょう。
5.二重チェックフローの確認
個人ライターではなく、会社に記事を発注するのであれば少なからずの記事の二重(や三重)チェックは行っていると思います。
特に確認したいチェックポイントは以下です。
- 文章(誤字脱字,因果関係,同じ言い回しが多くないか..etc)チェック
- ファクト(内容の整合性)チェック
- コピペチェック
上記のポイントをどのような体制でチェックしているか確認すると良いでしょう。記事制作フロー全体を確認することで記事制作会社のレベルを判断する一つの材料になるかもしれません。
6.レギュレーションを作成してもらう
レギュレーションとは記事を制作する際のルールのことを指します。
例えば以下のようなルールのことです。
(例)
- 語尾は「ですます」
- フォーマルな文章
- 画像は日本人の写真を使う
- 最後の見出しは「まとめ」でまとめる
既に自社でレギュレーションを作成している場合は外注会社に開示した方が良いでしょう。もし作成していない場合は、記事制作を始める前に外注先と打ち合わせをしてある程度ルールを定めることをおすすめします。
7.修正回数の確認
記事制作の外注先と修正に関してトラブルになることが多いため、事前に修正のルールを確認しましょう。
基本的な記事の制作の流れは以下が多いと思います。
①【外注先】記事構成(企画)作成
↓
②【発注者】(企画)作成のチェック
↓
③【外注先】ライティング(初稿提出)
↓
④【発注者】初稿チェック
↓
⑤納品完了
修正の指示ができる場面は②構成と④の初稿(ライティング)がメインになるかと思いますが、外注先にあらかじめ修正があった場合何回まで対応してもらえるか確認すると良いでしょう。
※構成の確認をさせてもらえない会社もあります。
外注先に指示する側の心得として「具体的な修正指示」をすることが大切です。例えば「〜部分を面白くして」「〜部分を詳しく書いて」などの修正指示だと抽象度が高く、制作会社が修正の意図を汲み取ることができない可能性が高いです。
記事質を担保するためにもより具体的な修正指示出しをすることが重要です。
8.テストライティングから始める
上記1〜7までの全ての確認を終えて「さぁ頼もう!」とする前にテストライティングから始めることをおすすめします。
テストライティングとは、本格的な発注の前に数本ライティングすることです。数本の決まりはないですが、2〜3本の本数から執筆すると良いでしょう。
ライティングは言わずもがな制作作業ですので、大なり小なり「イメージと違う」ということは往々にして起こりえます。
記事制作会社と最初から「半年で50本の制作」というような約束事をしてしまうのはリスクがあります。
外注先には「制作フロー全体の確認と記事のクオリティをまず確認したいので2〜3本のテストライティングをさせて下さい。」と伝えると良いでしょう。
おすすめのコンテンツ記事制作会社5選
ここからは実際におすすめのコンテンツ制作会社を5社紹介します。
- サムライト株式会社
- サグーワークス
- 株式会社ダリコーポレーション
- CROCO株式会社
- メディアエンジン株式会社
サムライト株式会社
コンテンツマーケティング業界では非常に有名な会社です。ライティング対応はもちろんですが、オウンドメディアの企画からサイト構築など上流設計も対応できるのが特徴です。全てを丸投げ対応してもらいたいというニーズの方におすすめです。
ライティング費用は以下から対応可能とのことです。
- ディレクション費:5万~
- ライティング費用:7.5万円/本~
※サービスページより抜粋
サービスURL:https://somewrite.com/business/owned/content/
サグーワークス
サグーワークスはSEOコンサルティング会社として有名な株式会社ウィルゲートが運営するサービスです。サグーワークスはコンテンツ記事制作発注に特化したプラットフォームです。ライターの品質がバラバラのクラウドソーシングサービスとは違い、高品質のライターに依頼できるのが非常に嬉しいメリットです。
ライティング費用はライターのレベルによって異なります。最安のライターであれば文字単価0.75円〜から発注が可能です。
サービスURL:https://works.sagooo.com/order/
株式会社ダリコーポレーション
株式会社ダリコーポレーションはライティング・コンテンツ記事制作に特化した会社です。ライティングに特化しているため、幅広いジャンルの記事に柔軟に対応が可能です。ダリコーポレーションの特徴は、医者や弁護士などの監修も対応可能な点です。昨今の医療や金融などのYMYL領域はGoogleのアルゴリズムが非常に厳しく専門性の高い記事が求められるため、監修対応が可能な点は嬉しいポイントです。
- ライティング費用:1記事1万〜
※サービスページより抜粋
サービスURL:https://dali.co.jp/writing/
CROCO株式会社
CROCO(クロコ)は記事制作に特化した会社です。ライターを自社で抱え、ライティングに特化することで高品質な記事を提供しています。また、SEOコンテンツだけではなく、商品紹介文、プレスリリース、メールマガジンなどライティングに関する幅広い対応が可能な点が特徴です。
- ライティング費用:1記事3万〜
※サービスページより抜粋
サービスURL:https://cro-co.co.jp/service/create/
メディアエンジン株式会社
メディアエンジンはコンテンツマーケティング専門会社であり、東証一部上場企業ソウルドアウト株式会社のグループ会社です。ネットマーケティングソウルドアウトのグループ会社ということもあり、コンテンツマーケティングの上流設計や分析まで対応可能な点が特徴です。
サービスURL:https://media-engine.jp/
5社特徴まとめ
会社 | 費用 | 特徴 |
サムライト株式会社 | ・ディレクション費:5万~・ライティング費用:7.5万円/本~ | ・コンテンツマーケティング大手・オウンドメディアの上流設計から対応可能 |
サグーワークス | ・文字単価0.75円〜 | ・発注費用が安価・ライター直で発注が可能 |
株式会社ダリコーポレーション | ・ライティング費用:1記事1万〜 | ・監修対応可能 |
CROCO株式会社 | ライティング費用:1記事3万〜 | ・商品紹介文、プレスリリース、メールマガジンなどの幅広い執筆が可能 |
メディアエンジン株式会社 | 要問い合わせ | ・ソウルドアウトグループ会社・コンテンツの企画、設計の対応可能 |
社内ライティング(編集)チームを構築することは必須
ここまでは記事を外注するための重要なポイントやおすすめの記事制作会社を解説してきましたが、自社オウンドメディア(やブログ)を全て外注に依頼することはおすすめしません。
ここまで何度も記載した通り、今のSEOは専門性が求められる時代だからです。記事制作会社はもちろんある程度の記事質を担保するかと思いますが、それだけでは不十分です。そして、専門性の高い記事を完璧に外注先が仕上げることも限りなく難しいです。
自社サービスの特徴や自社メディアについて1番理解しているのは他でもない社内メンバーです。外注先を教育して成長させるということも多少は可能かと思いますが、中長期的には社内ライティング体制(インハウス化)を整えていくことが大切です。
ビックワードをSEOで上位表示させることは非常に根気のいる作業です。少なからずリライトをしていかないといけません。
そのリライト体制はPDCAを回しながら行っていく作業のため社内ライターであることが好ましいでしょう。
これまでの経験をふまえて、以下は社内編集体制のおすすめ例です。
- ある程度質の高い記事を外注に制作してもらい、リライトは自社で対応する。
- 構成(記事の企画)は社内で作成し、ライティングだけ外注に依頼する。
- 検索ボリューム2000以上のビックワードは社内ライターで執筆する。
上記はあくまでも一例ですが、内省と外注をうまく組み合わせて記事制作をしましょう。
LUCYでは、メディアの上流設計からSEO記事制作(構成+ライティング )を一気通関で対応しております。
少しで記事制作で少しでもお困りのことがあればお問い合わせください。